サーフボードを長持ちさせるためのお手入れ方法
サーフボードは、形状や材質などからとても壊れやすく、保管状態によってもコンディションが大きく変わってしまうデリケートなものです。大切なボードを少しでも長持ちするために、波乗りの後はしっかりとお手入れをしましょう。
★ 波乗り後のお手入れ
水でしっかり洗い流す
海からあがったらすぐに真水でサーフボードを洗い流しましょう。サーフボードは海水に強いものだと思われがちですが、海水に含まれる塩分はサーフボードの劣化を早めてしまいます。波乗り後、そのままにしておくとサーフボードの表面を覆う樹脂が酸化して、黄色く変色する可能性があります。フィンをネジで固定している場合は、海水によってネジがサビやすくなり、さらに砂がついているとすり傷の原因にもなるので、フィンやリーシュコードも外して洗いましょう。また、お湯で洗うのは絶対に禁物です。
水気を拭き取る
水洗いした後は、ボードに付着している水気もしっかり拭いてあげましょう。拭き取る時はボードを傷つけないよう、柔らかいタオルか布などで優しく拭き取ります。濡れた状態でボードケースに入れてしまうと、湿気でボードが傷む可能性があるので注意しましょう。
ボードケースに入れる
サーフボードは衝撃に弱く、ちょっと倒しただけで割れてしまうこともあります。移動の際は、衝撃から守るためにもボードケースに入れて持ち運びましょう。ボードケースは、お持ちのサーフボードに適したサイズを選んでください。
保管場所に注意する
直射日光が当たる場所・高温の場所にサーフボードを長時間放置してしまうと、日焼けや劣化の原因になります。サーフボードにとって紫外線と熱は天敵です。使用後はボードを車から降ろし、屋内で保管しましょう。自宅での保管場所は、風通しが良く、直射日光が当たらない場所が理想です。保管する際はハードケースではなく、裸またはニットケースに入れて日陰で保管すれば、熱や水蒸気がこもることはありません。
傷があればすぐに修理を
大きな傷はもちろん、小さな傷であってもすぐに修理することが大切です。傷から海水が浸入すると内部まで入り込みダメージを大きくしてしまいます。よって、傷を見つけたらすぐに修理するクセをつけておくと良いでしょう。小さな傷は見つけにくいですが、ボードの表面を爪で引っかいてみて爪に引っかかるようであれば傷がついている証拠となります。
★ 月に1回、またはシーズンごとのお手入れ
シーズンの変わり目・月1回は、ワックスを剥がしましょう。夏場は特にワックスが柔らかくなるので、こまめにワックスを剥がして塗り替えることが大切です。
ワックスはボードの上に立った際に滑りにくくするために塗るものです。本来は重ね塗りをしながら使用するのですが、長い間使用していると滑り止めの効果が薄れ、汚れも目立ってきます。そんな時は、ワックスを剥がして、新しく塗り替えることをおすすめします。
まずワックス剥がしに用意するものは、ワックスコーム・ワックスリムーバー・ペーパータオルです。用意ができたら、ボードを傷つけないようワックスコームを使って古いワックスを剥がしていきます。次にワックスリムーバーを使用して残りのワックスを綺麗に拭き取っていきます。ワックスを完全に除去できたら、最後は乾拭きをして、ベースコートと新しくワックスを塗り直せばお手入れの完了です。
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